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各種超音波(エコー)検査のご案内

検査を重視した「根拠のある診療」

当院では、病気の早期発見や病態の的確な把握のため、血液検査やCT検査に加え、「超音波(エコー)検査」を診断の重要な柱としています。

「検査をしっかりと行い、客観的な根拠に基づいた診療を提供する」ことが当院の方針です。身体への負担を最小限に抑えつつ、詳細な情報を取得することで、質の高い医療を目指します。

専門技師(超音波検査士)による高度な実施体制

当院のエコー検査は、すべて「超音波検査士」の資格を有する臨床検査技師が担当いたします。

現在3名の有資格者が非常勤で在籍しており、高度な専門知識と技術に基づいた精度の高い検査を実施しています。小さな変化も見逃さない丁寧な観察で、安心の医療サービスを提供いたします。

 

当院で実施可能な超音波検査

各検査は、定期的な経過観察だけでなく、急な体調不良の原因特定にも大きな役割を果たします。

■ 心エコー(心臓)

心臓の形、動き、弁の状態をリアルタイムで観察します。循環器専門医による診療において、極めて重要な検査です。

  • 心臓弁膜症の診断: 高齢化に伴い増加している弁膜症の診断・フォローアップに威力を発揮します。👉 こちらの記事もご参考ください
  • 心不全の評価: 心臓のポンプ機能を数値化し、タイプ別の治療戦略(心機能が低下しているか、保たれているかなど)を立てるために不可欠です。

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  • 高血圧の影響確認: 心肥大(心臓の壁が厚くなる状態)や、それによる拡張障害(心臓のしなやかさ)を評価します。

■ 頸動脈エコー(首の血管・動脈硬化)

首の血管は、全身の動脈硬化の状態を映し出す「窓」と言われています。

  • 血管のつまり・汚れをチェック: 血管壁の厚み(IMT)やプラーク(付着物)を測定し、将来の脳梗塞や心筋梗塞のリスクを評価します。
  • 全身疾患の指標(サロゲートマーカー): 頸動脈の状態から、心臓(冠動脈)や腎臓の血管リスクを推測できます。生活習慣病をお持ちの方には特にお勧めしています。

■ 下肢エコー(足の血管)

足の静脈・動脈の状態を調べ、むくみや痛み、しびれの原因を特定します。

  • 静脈エコー: 足の腫れや、エコノミークラス症候群(深部静脈血栓症)の検出に有効です。血栓が太い血管に及ぶ場合は、迅速に高次医療機関へご紹介します。下肢静脈瘤の評価も可能です。
  • 動脈エコー: 歩くと足が痛む「閉塞性動脈硬化症」を調べます。ABI(血圧比)検査と組み合わせることで、より精度の高いスクリーニングが可能です。

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■ 腹部エコー(肝臓・胆のう・膵臓・腎臓・脾臓など)

  • 定期検診: 脂肪肝、胆石、各臓器の腫瘍の有無などを精査・フォローします。
  • 急な腹痛への対応: 胆嚢炎、膵炎、腸炎、虫垂炎(もうちょう)などの炎症性疾患を迅速に評価し、早期治療に繋げます。

■ その他のエコー検査

  • 甲状腺エコー: バセドウ病、橋本病、腫瘍などの画像評価を行います。
  • 泌尿器エコー: 膀胱がんの有無、前立腺肥大の程度、尿路結石などを評価します。
  • 表在エコー: 頸部のリンパ節の腫れや、体表近くのしこり(皮下腫瘤)などを観察します。

 

検査の流れとご負担について

身体に優しい検査です

超音波検査は放射線による被ばくがなく、痛みもありません。妊娠中の方やご高齢の方も、どなたでも安心してお受けいただけます。

  • 検査時間の目安: 1部位につき15〜20分程度

※部位や状態により多少前後いたします。

 

受診・予約について

当院では、患者様の状態に合わせて以下の2つの枠組みで検査を実施しています。

  1. 症状がある場合(保険診療)

腹痛、動悸、むくみ、しこり等の症状がある方は、まず医師の診察をお受けください。診察の結果、必要に応じて速やかにエコー検査を実施いたします。

  1. 健康管理を希望される場合(自費検査)

「特に症状はないが、詳しく調べておきたい」という方は、自費での検診として承ります。お電話での事前予約制となりますので、費用等については受付までお気軽にお問い合わせください。

 

おわりに

「大きな病院へ行くほどではないけれど、専門的にしっかり診てほしい」

そんな地域の皆様のニーズにお応えできるよう、高度な専門スタッフと設備を整えております。ご不安な点があれば、いつでもお気軽にご相談ください。